皆さん、こんにちは!!

 

まっちゃんです。

 

今回は相続時に揉めるケースを

ご紹介します。

相続シリーズの記事は

これからも相続問題が多くなるため

皆さんのお役にたてるよう

数多く書いていきます。

 

揉めるケースを

ある家庭を例にして紹介します。

家族構成は4人

 

父A

母B

子C

子D

 

父Aがなくなりました。

父Aの財産は

法定相続分で割り振ると

母Bは1/2

子Cは1/4

子Dは1/4

 

です。

子Cは父Aが生前の間に父Aの

介護を中心にやっておりました。

・身の回りの世話

・施設への送迎

・介護施設との手続きのやり取り

 

など、ご自身の時間ややりたい事を

我慢して、父親の介護に時間を

使っていました。

 

一方で子Dは

ご実家から遠方に居住している理由で

介護に関しては子Cに任せておりました。

そして実家に帰省した時に子Cが父親に

きつくあたっているのをみて

父親がかわいそうだなぁと思っていました。

 

 

そこで父Aがなくなった時に

子Cは

「私は法定相続分の1/4では

納得できない」と

言い出しました。

 

 

介護で相当な時間を費やした。

精神的な疲労も大きいから

子Dの1/4受取る分をいくらか

欲しいとのこと。

 

 

一方で子Dは

「子Cは父親を相当きつくあたっていた」

介護といって、親にきつくあたったり

介護分の父親のお金を自分のお金として

使ってたんじゃないか?」

と言っています。

 

 

 

さて、こんなケースが揉めます。

どちらも正しい意見だからです。

 

 

あなたならこのような問題をどのように

解決しますか?

あなただったら父Aが介護状態になった時

どのように対策を取りますか?

 

これは誰にでも起こるケースです。

 

 

法律的に解釈すると

子Cの取り分は1/4

子Dの取り分も1/4

です。

 

 

いろいろ遺言だったり、事前の金融対策で

防ぐことができますが、

やはり一番はお互いの人間関係が良好で

あったらスムーズに解決することが

できます。

 

介護が発生した時に必ず注意が必要ですが

介護する方は

介護ノートをつけておくことが

重要です。

介護ノートとは、

どのような介護をしているのか?

毎日日課をつけたり

どんな時にどのような支出を介護で

使ったのか?

を明確にしておくノートです。

 

 

 

また、介護は精神的な疲労があると

いっても、人は何でもそうですが

経験しないとしんどさが分からないものです。

 

 

今回の場合であれば、

子Dも父親の介護に実際

関わっていたら違っていたと思います。

 

子Cの介護の苦労を子Dは認識することが

大事です。

面倒を見てくれていることについて

感謝の念があれば

すんなり子Cにご自身の取り分を

少し渡していたのかもしれません。

 

 

とはいっても、子Dには

高校生の子供がいて

学費が嵩む時期であればより

一層もめるかもしれません。

 

 

相続の対策はいくつかありますが

事前にやっておいたら未然に防止すること

は山ほどあります。

 

 

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。