皆さん、おはようございます。
まっちゃんです。
今回は、2023年4月に金融庁が
公表したプログレスレポートの内容について
ふれていきたいと思います。
そのタイトルの名は
「日本の運用会社がダメな理由」
このプログレスレポートというのは
簡単にいえば
資産運用業に関するお偉い方々を集めて
もっと国として資産運用の成長を図るために
意見を交わしたレポートです。
このレポートに
日本の運用会社が海外と比べて
まだまだだと実感したデータが掲載
されてました。
この「運用会社」というのは
投資信託の組み入れられている
株式会社の選定や比率の調整を
している会社で
いわば、その銘柄の投資信託の
成長性の肝となる会社が
「運用会社」です
この運用会社がダメだと
伸びないし
運用会社が良いと
伸びる=「基準価格が上がる」
お金が増える
ということです。
プログレスレポートに記載あった
日本の運用会社がダメな理由2つを
お伝えします。
まず、1つ目は
「運用会社の経営陣の在任期間が
約73%が3年未満である」ということ
です。
これはなんでかというと
金融機関の天下り先が運用会社に
なっているからです。
銀行や証券会社は定年が50歳など
若く、ただそこで引退するのではなく
子会社である運用会社のTOPに
なったりします。
運用会社のトップ就任前の出身会社が
グループ内他社が73%であることが
「天下り先」だということが
物語っています。
それに対し、世界大手は
グループ内他社は19%に対し
内部昇格が47%です。
天下り先が「運用会社」になっているから
腰掛け程度でしか
運用をみておらず、ご自身の在任期間だけ
甘い蜜を吸えたらいい、、
そんな感じではないかと推測します。
2つ目は
「日本の運用担当者の氏名の開示」が
約2%です。
ちなみに金融の最先端であるアメリカは
100%開示です。
これはいろんな理由があって2%ですが
運用が悪ければさらし者にされるという
ことで、その運用担当者のモチベーションが
低下するという理由ですが
私は逆だと思います。
氏名が公表されることで
責任や自覚が芽生え、運用成績に良い
影響を及ぼすのだと思います。
アメリカの運用担当者は
・その投資信託の運用経験
・その運用会社の運用経験
・就任前の業界での運用経験が
事細かく開示されています。
日本の運用会社は世界に比べて
まだまだで、
伸びしろが大いにあるということです。
私自身は、海外や独立系の運用会社を
購入していますし、皆さんにもお勧め
していますが
本当は日本人である以上
もっと日本の運用会社である投資信託を
持ちたいです。
日本の運用会社がもっと高度で
優秀なものであれば
日本人から多く購入され
世界から日本に資金が集まり
日本の将来の成長性が高まるのでは
ないかと思います。
また、日本人国民の
投資信託や株式の購入や金融リテラシーが
高まれば
もっと運用会社に対する目が厳しくなるので
より、日本の運用会社のシステムに
改善がなされてくると思います。
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