皆さん、こんにちは!

まっちゃんです。

 

今回はiDeCoの最大の弱点をお伝えします。

iDeCoは

・掛金が経費扱いで

・所得税、住民税が安くなり

・受取の時に一括で受け取れば退職所得控除

 

という優遇制度があります。

 

実はコレ、受取の時に落とし穴があります。

 

その弱点を2つお伝えします。

またその弱点の回避策も書きますので

ご参考にして下さい。

 

 

その弱点ひとつ目は何かというと

iDeCo受取する14年以内に

会社の退職金を受け取ると

退職所得控除は重複分は差し引かれます。

 

どういうことかというと

iDeCoを30歳~60歳までかけ

1000万円あり

60歳で受取

 

新卒で務めた会社の

退職金を早期退職で

2000万円受取

 

した場合、

 

57歳で受取した退職金は

退職所得控除が

2000-(退職所得控除1710万円)

÷2=145万円

の所得を得たことになり。

 

そちらに所得税・住民税がかけられます。

所得700万円の人だと

通常は所得税が98万円払うべきところ

退職金受取で128万円に増えます

 

住民税は70万円が

85万円に増えます。

 

 

 

そして57歳から

3年後に満期になったiDeCoを

1000万円受け取ると

30歳からかけているため

退職金受取時に退職所得控除の差引は

できず、

1000万円×1/2=500万円の

所得となります。

 

それに対し所得税・住民税を支払うことになります。

 

 

iDeCoは出口を見据えてやっとかないと

フル活用した

退職所得控除は受けられませんので

注意です。

 

 

また、2点目の弱点は

iDeCoは一括受取と

分割で運用しながら受け取り方法が

あります。

 

運用を伸ばし、分割受け取りした

方が資産寿命は延びるのはいいですが

 

分割受け取りの場合は

公的年金扱いとなります。

 

1000万円を年100万円ずつ10年に

わけて受け取るとなると

公的年金が300万円ある場合は

iDeCoの受取が年100万円が

合算され

300万円の所得となり

400万円の所得よりも

所得税・住民税が上がってしまいます。

 

また、所得が上がったことにより

国民健康保険料が上がってしまい

 

さらに

高額療養費制度の

医療費の上限も上がってしまいます。

 

 

ということで思わぬ落とし穴に

はまってしまいます。

 

コレを回避するには2点

 

1つ目が

iDeCoは満期迎えた時に

税金はかかりますが

一括受取して

新NISAもしくは特定口座で

投資信託で運用する

 

新NISAは利益は永年非課税になりますし

特定口座(課税口座)でやったとしても

運用益に約2割課税されて終わりなんで

 

国民健康保険料や

所得税・住民税増しになることは

ありません。

 

 

 

2点目は

 

iDeCo受取時は

一括と年金受取を併用すると

いいと思います。

 

そして一括のお金は新NISA口座へ

する

 

そうすると税金もなるべく

少なくできます。

 

ただ、受取金額や

その人の年金受給額によっても

対策は変わってくるのと

 

税制の見直しは今と変わることも

想定しておかないといけないので

その人にとっての最適解は

変わります。

 

 

会社員でiDeCoをやっている方は

是非、この旨を認識して

調整することが必要です。